水田圃場の土作りに付いて①

水田の土壌に関しては、その生成過程の違いで、色々な土壌の下地が有りますので、一概には言えません。対象とする圃場の土壌診断をして、出来るだけ理想となる施肥設計をするべきだと思っております。
今回は、極一般的な一例として捉えて頂きますと幸いです。

先ず、土作りにとって一番先に大切なのは、①土壌微生物が育つ環境作りとしての堆肥の施用です。

次に②土壌の化学性の改善です。これには、ペーハー、窒素、リン酸、カリ、苦土分、石灰分等の調整が有ります。稲作は、弱酸性で大丈夫ですが、石灰分と苦土分、それにケイ酸分と微量要素が必要です。特に美味しいお米作りには、ケイ酸分と石灰分、苦土分と鉄分、マンガンとその他微量要素が豊富にある事が大切な様な気がしております。

最も大切な事は③生育管理ですが、これは皆さんの方が良くお分かりだと思いますので、宜しくお願いします。

稲に限らず、植物が丈夫に育つ為には、その根が張る環境を作ってあげる事が大切です。
その際に一番に考える事は、土の中の微生物が繁殖できる環境を作る事です。植物の根と、土の中の微生物は、共存関係にあります。美味しい収穫物が、形良く、ある程度多く得られた時は、その根が大変良く張って居たという経験がお有りだと思います。
また、善玉菌と言われる微生物が豊富な土壌では、そこで育つ植物には病気や害虫が付き難くなったりもします。それは、微生物が植物に、ホルモン様物質やビタミン類、エンドファイトと言われる様な生理活性物質を供給しているからだと言われて居ます。
それと、植物が根から排泄する老廃物を、微生物が分解して、キレイな環境にしている事も有ります。

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