還元について書いてみました。長くなりましたので、ここでは短く。ラインには全文入れました。

世のゴールデンウィークも今日まで。
昨日は栃木県内は車もそれほど多くなく
スムーズに走る事が出来ました。
観光地は多かったのでしょうが、
お陰様で行動範囲はスムーズでした。
田植えもドンドン進んでいるようでした。
杖と言えば、田んぼの土って乾いて居る時は茶褐色。
水を含むと黒褐色に成ります。
いわゆる黒ボクです。
水を張ると、上の土はそうまで変わりません。
でも、水を張って田植えが終わって、暫く経つと
表層から下層に行くに連れて、色が真っ黒に成って来ます。
これが土壌が「嫌気状態」に成って居ると言う事なのです。
そして「嫌気状態」が続くと「還元」されて来ます。
流れて来る水には酸素が含まれて居ます。
その水と触れ合う表層度には酸素が供給されますので
好気状態です。
しかし、表層から2~3cm深くなると、酸素の供給量が減って来ます。
それは、そこに生育している好気性菌が酸素を消費するからです。
そして深くなるほど無酸素状態に成って行きます。
そうすると、好気性菌は生育出来ず、
偏性嫌気性菌とか通性嫌気性菌、絶対嫌気性菌しか生育出来なくなります。
そうすると、酸素を使わないエネルギー回路でエネルギーを得るようになります。
そこでどういう事が起きるかと言うと、「還元作用」が起きます。
電気的にプラスの方向に進むのが好気条件で酸化が起きますが、
電気的にマイナスの方向に行くのが嫌気状態で還元状態となります。
簡単に見極められます。
世に言う植物の悪玉菌は、殆んどが好気性菌です。
嫌気状態では活きる事が出来ません。
それと、強還元状態に成ると、殆んどの好気性菌を含む菌は生存が難しくなります。
その状態を作って、悪玉菌を殺菌してしまうのが「土壌還元法」です。
それにプラスして熱を入れて「胞子」まで退治しようと言うのが
「太陽熱併用土壌還元法」です。
圃場に水を張り、その上をビニールで覆い、水分で土壌と密着させ
酸素の供給を断ち、温度が上がる事で急速に好気性菌を働かせ
土壌の中の溶存酸素を消費させます。
そして嫌気状態を作り出し、嫌気性菌による還元状態を作り出し、
その上で、太陽熱による熱を土壌に伝える事で
存在している胞子までを死滅させようと言う方法なのです。
それには、熱を確実に伝える水分が必要です。
空気は熱し易いですが、冷めやすいです。
水は温まり難いですが、冷め難い。
空気は、例えば焚き火をしても、少し離れると我慢出来ます。
ところが熱水はどうでしょう。
熱いお風呂に入ってしまうと、上がるしか温度から逃げられません。
乾いていて、空気が入ると、温度は上がるかもしれませんが
還元状態は作りだせません。
水分が足りないと熱が伝わり難いです。
密閉したハウスで、水分をたっぷり入れ、乾き難い様にビニールを敷き
水分をたまに供給してあげる。

そうすると、大抵の場合、還元状態が作り出せています。
後はその状態を保ちつつ、温度が上手く伝わればOKです。
雑草の種も、温度が70℃以上に成ると発芽しませんので、
太陽熱還元して、施肥して畝上げした後、再度ビニール被覆して
1週間も放置すると、その後草が生えにくいです。
畝立てして薬剤処理すると草が生えにくいのは、この作用です。
熱が伝わって居ない所の雑草の種は活きていますので
その後、水をやったり、定植時に少し掘り返すと
活きてた雑草の種が、表面に出て来るので雑草が生えてしまいます。
そう考えると、種って結構強いですよね!
そう言えば、遺跡で見つかった「古代米」とか「古代ハス」
とか有りましたよね!
今日は長くなりましたが、還元についてでした。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック