植物栽培微生物研究会(微生物で環境に優しい農業)

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zoom RSS 水田圃場の土作り B

<<   作成日時 : 2016/04/07 16:02   >>

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後は、作物の要求量に見合う窒素・リン酸・カリを過不足無く投入してあげる事です。
施設園芸では、養分は人間がシッカリ入れてあげないといけませんが、水田では、生育期間中に流入する河川水に微量の窒素リン酸カリが含まれ、それが生育に影響しています。また、生育初期と花芽分化期前後は、特に窒素が切れない様に気を付けた方が良いようです。

水田土壌は畑作土壌と違い、水を張る「湿田状態」と水を切り土を乾かす「乾田状態」とを上手に繰り返し、窒素を吸収し易い形に変え、稲の生育を調整します。1作で10a当たり10万ℓ流入すると言われる「水」に含まれる窒素・リン酸・カリと微量要素も、稲の生育に良い影響をもたらせます。

稲作でも畑作でも、共通して大切な事は、地力を落とさない事。つまり土中の有機物の量を維持する事です。それと微量要素の補充。土中の微生物の種類(多様性)と量を維持する事が、地力の維持に繋がります。そういう環境を作る事が、私達がするべき大切な仕事です。

稲作でも、他の作物でも、苗の良し悪しと初期生育で、最終的な収量が大きく変わってきます。種蒔きして養分を吸う際に、根っこの量が多ければ多いほど吸える養分の量も多くなります。また、根では色んな生理活性物質も合成され、虫や病気と闘います。この根っ子の充実に役立つのも微生物です。手前みそですが、オルガスペシャル液を発芽する前、発芽した後かけてあげると、シッカリした苗に成り易くなります。

最後に、余談に成りますが、これからは単位収入の多い作物を作る事を考える時期に成っているかもしれません。
施設園芸は、最初の初期投資が大きいのと、規模によって収量と収入が有る程度決まってしまうので、十分注意が必要ですが、上手く行くと、高収入が安定して得られる良さが有ります。
肝心なのは、土作りです。それさえ上手に行けば、農薬散布回数も少なくなり、他の人より経費を抑え、その分、収入が多くなります。根張りが良くなれば、秀品率が高くなります。また、収穫物の品質も良いです。以前は、美味しい物を作る事と、収量を増やす事とは相反するものが有ると思っておりましたが、最近は、良い物を作れば、収量も上がってくると感じております。植物の持つポテンシャル以上には収量は増やせないでしょうが、植物の能力一杯の収量は、品質の良い物を作る努力で得られると思います。

植物の生育を左右する要件は、@温度A光B水C養分だと考えています。この4つの要件を、ある程度自分で左右出来るのが、施設園芸だと思います。初期投資は金額が張りますが、やり様では数年で回収が可能かと思います。植物の生育環境条件と、人間の作業環境条件とを同時に考えた施設にするのが良いと思います。作業環境条件を考えた施設にしておく事が、その後の収穫作業と出荷作業を効率的にし、継続的に高収益を上げられる下地にも成る気がします。

現在、農業は大きな転換点にあるように思います。ここを乗り切る為にも、少し色々な事を考えてみるのも良いかもしれません。

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